初めて丸ペンを使おうと思った時、ペン軸とペン先はどこのメーカーの物を選べばいいのか?かなり迷いますよね~~。私も「これだ!」と言えるペン先にたどり着くまで、かなり時間がかかりました。
いろいろ試した中で、初心者におすすめのペン先とペン軸、インクを紹介していきます。
日光、ゼブラ、タチカワのペン先の違いを表で比較。そして、扱いづらい丸ペンの使い方とコツ、線の強弱の出し方もあわせて動画で解説。
「線がかすれる・・・」「原稿用紙に引っかかる・・・」という丸ペンの悩みを解決します!
【動画で解説】丸ペン選びのコツ!初心者におすすめの丸ペンは?
丸ペン選びのコツは、2点。
- ペン先:ちょうどいい硬さのメーカーを選ぶ。
- ペン軸:長さと重さが自分に合った物を選ぶ。
メーカーが違っても、
どのペン軸とペン先でも組み合わせて使うことができます。
なので、自分に合った一本をまずは見つけることが大切です。
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ペン先は日光
ペン先は筆圧に大きく左右されます。
筆圧が強い人は柔らかいペン先がいいですし、
弱い人は硬いペン先がいいです。
初心者のオススメのペン先は日光。
ゼブラのペン先に比べるとかなり硬めです。
が、丸ペンは硬ければ硬いほど細い線が引けるので、
筆圧が強い人には日光ぐらいの硬さがちょうどいいです。
逆に、筆圧が弱い人はゼブラがいいですね。
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ペン軸も日光
ペン軸も日光がオススメです。
ま~色んな長さや重さのペン軸をいろいろ試してみたんですけど、
日光のペン軸はまさにこれだ!というオススメの一本です。
ちょうどシャーペンくらいの長さで、
とにかく軽い!
長時間使って描いてても疲れません。
ペン軸に滑り止めのグリップがついてるタイプは、どうしても先端が重くなります。
すると疲れやすいんですね~~~。
タチカワのペン軸はその典型です↓↓
二穴で、Gペン・丸ペン両用タイプなので、
長くて重い・・・!
そもそもGペンと丸ペンを持ち替える時間すら惜しいのに、
ペン先イチイチ付け替えてられるかあ!ということで、失敗・・・。
自分に合ったペン軸を見つけるのは時間がかかりますが、
根気よく、いろいろ試してみるといいです。
私も日光にたどり着くまでかなりかかりました・・・。
インクは製図用インク
インクはパイロットの製図用インクがベストです。
製図用インクの最大の武器は速乾性です。
線を擦ってしまって「ああ~~~!!」ということが本当に減ります。
そしてペン先になじみやすく、
なめらかに描けます。
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日光とゼブラ、タチカワの違いを表で比較
ペン先の硬さ | 線の細さ | |
---|---|---|
日光 | やや硬め | 細い |
ゼブラ | 柔らかい | 太い線も書きやすい |
タチカワ | 硬い | 極細 |
硬さはタチカワ>日光>ゼブラの順です。
タチカワは全然しならないので、
本当に極細な線が描けます。
ただ、硬すぎて疲れます・・・。
日光が一番扱いやすく、
細い線も太い線も引けますね。
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丸ペンの使い方とコツ
丸ペンを使う時のコツは、まず
ペン先にインクをつけすぎないことです。
インクを付けるのは、ペン先の穴より下です。
意外と少なく感じると思います。
「えっ、こんなちょっとの量で描ける!?」と最初は思うかもしれませんが、
十分描けます。
むしろ、インクをつけすぎてしまうと、インクがボテて、細い線が引けません。
インクを付けすぎてしまった時は、
インクの瓶のフチで落としましょう。
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線の太さと細さは力の強弱で
丸ペンで太い線を引きたい時は、基本はGペンと同じ。
グッ!と力を入れます。
すると、太い線が引けます。
そして、細い線を引きたい時は、
スーッと軽く手首を動かします。
本当にかる~くです。
すると、細い線が引けます。
難しいのがこの力加減。
力を入れ過ぎるとインクが弾け飛んでしまいますし、
速く動かし過ぎても線が途切れてしまいます。
こればかりは自分の思う通りの線が引けるまで、
何度も何度も何度も練習するしかありません。
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かすれる&原稿用紙に引っかかる原因は?
丸ペンで「線がかすれてしまう・・・」「原稿用紙に引っかかる・・・」と悩んでいる人も多いと思います。
この原因は2つあり、
- 力の入れすぎ。
- 丁寧に最後まで線を引いていない。
まず力の入れすぎは、単に練習不足です。
丸ペンにもっと慣れてください。
そして、ペンに慣れたけどなおかすれてしまう場合。
これは「丁寧に最後まで線を引いていない」からです。
例えば集中線を引く時は、
「入り」と「抜き」といって、
力を徐々に弱めていく必要があります。
「抜き」が上手くできずにかすれてしまう原因は、
細く描こうとスピードを重視するあまり、丁寧に最後まで線が引けていないのです。
つけペンはGペンも丸ペンも、どれも
「丁寧に最後まで力を抜かずに線を引き切る」
これがボールペンやインクペンとの大きな違いです。
丁寧に、丁寧に線を引く。
シンプルですが、意外と難しい。
これは練習あるのみです。
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丸ペンとGペンの違いは?
Gペンと丸ペンの違いは、
線の太さ | どういうところに向く? | |
---|---|---|
Gペン | 太い線が引きやすい | 人物 |
丸ペン | 細い均質な線が引きやすい | 顔のパーツ、背景など細かいところ |
・・・というのが一般的に言われている違いです、が。
ぶっちゃけGペンでも丸ペンでも細い線は引けます。
上手い人は丸ペンよりはるかに細い線をGペンで出せます。
じゃあ何が違うのか?っていうと、
要は自分がどっちが使いやすいか?です。
ペン先の長さや硬さがそれぞれ異なるので、
自分が使いやすい、描きやすいと思う部分を好きなペンで描くのが一番いいです。
全部丸ペンで描いてもいいし、
全部Gペンで描いてもいい。
『漫画の描き方』本に描いてあるルールは、あくまで一般論です。
自分が素敵だな、と思う線を引ければそれでオッケーなのです。
私も全部丸ペン1本で描いてみたりしました。
自分が一番使いやすい、描きやすい道具を見つけるのが理想です。
なので、ルールはルールとして、
自分の好きなペンを見つけるのが上達の一番の近道ですね。
楽しく描ければ、それが一番いいです。
その意味では丸ペンもGペンもそれぞれに楽しいし、
Gペンは「シャッ」という、線を引いた時の音がいいです。
ぜひ、あなたのお気に入りの一本を見つけてください。