しるし書店とは?キンコン西野が仕掛けるアプリの仕組みが面白い!

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キングコングの西野亮廣さんがクラウドファンディングで資金を集め、新たに仕掛けた「しるし書店」アプリがアツい。
「しるし書店」とはどんな仕組みなのか?実際に使ってみてわかったこと、面白かった点をまとめてみます。

目次

しるし書店とは?

キングコングの西野亮廣さんが始めた古本屋のプラットフォーム。

取り扱う古本は、
「店主が読んで、店主が”しるし”を入れた世界に一冊だけの本」。

「しるし書店」で売られているのは、
通常の古本と違い、
書き込みやマーカーがないキレイな本ではないのが特徴。

本は、一度読んでしまうと値段が下がってしまいます。
BOOK・OFFとかに売られる、あれです。

ただ、

どこの誰だか分からない人が読んだ本

と、

SoftBankの孫さんが読んだ本

が同列で扱われて、
同じように値段が下がってしまうのには少し違和感があります。

もっと言っちゃうと、
孫さんが読んで、
孫さんが付箋を貼ったり、
線を引いたり、メモを書いたり、
そういうしるしを入れた本は、
むしろ、定価より高い値段でも手に入れたい人がいるのではないでしょうか?
引用元:西野亮廣ブログ2018-03-04 キンコン西野が仕掛ける『読書革命』

オークションなどとは違い、
新品本の販売ページにもリンクが張られているので、
売れてしまった後でも新品なら手に入れることが可能だ。

クラウドファンディングのリターンが西野のアシ!?

西野さんが「しるし書店」作りの資金を集めたのは、
例によってクラウドファンディング。

開始5時間で目標金額の100万円を達成し、
最終的には1602人から961万136円を集めた。
相変わらずエグい数字です。

西野さんが

今回に関しては、「見返り無し。ただただ支援」というリターンをメインにして、ほぼ「寄付型」のクラウドファンディングにした。
「おもしれーじゃん。ただただ支援するよ」という人がどれぐらいいるのか。
『しるし書店』という企画自体の反応を知りたかったので。
引用元:『革命のファンファーレ』

と語る「しるし書店」のクラウドファンディングは
リターンが面白くて、
『発送スタッフとして働かされる権利』など、
一見リターンに見えないようなものまである。

お金を払っているのに、クラウドファンディングのリターンの発送を手伝わされる権利です。
西野の横で馬車馬のように働いていただきます。

どういうことだよと思うかもしれないが、
これは要は西野さんと接する「時間」を買っているのだ。

ファンの人にはたまらないリターンだし、
面白そうなので買ってみたかった。

ちなみに『革命のファンファーレ』で一番ほしい!と思ったプラットフォームは「おとぎ出版」。
「おとぎ出版」の時は全力で応援します。

しるし書店の仕組みが面白い理由

「しるし書店」の仕組みでは、今まで切り捨てられてきた部分にスポットが当たる。

そうすると、
「しるし書店」で密かにアツいのが参考書市場だと思っている。

例えば、

「東大合格者が使っていた問題集」

ほしい。
自分が受験生なら間違いなくほしい。

その昔、
大学受験が終わって赤本やら参考書を
美術部の後輩に
「めっちゃ書き込んでるし汚いけど要る?」と聞いたら、
「それがいいんです!ください!」と言ってくれ、
後日部室に持っていったら奪い合うようにもらってくれたのを思い出した。

一般的に古本市場では、書き込みやマーカー線など”キズ”があると価値が下がる。というかなくなる。
書き込みやマーカーが「汚い」とみなされるのは、
どこの誰が書き込んだかわからない書き込みに価値はないからだ。

しかし、「東大合格した人」というように、
誰が書き込んだかわかっている書き込みや線にはメチャクチャ価値があるのだ。

引きまくってどこが大事かさっぱりわからないような線や、
ベタベタむやみやたらに張りまくった付箋に意味はないけれど、
「的確に引かれた線」や「思考に引っかかった付箋」にはムチャクチャ意味がある。

書き込まれている方が有り難いのだ。
必要なところにラインが引かれ、
必要なところに書き込みがされている。

それはもう、「完成された参考書」だ。

受験生が知りたいのは、
どういう勉強をしてどういうことをしなかったか、
何がダメだったのか何が良かったのか、
「合格者のナマの声」だ。

これは資格試験でも同じだろう。
合格体験記のように、
「しるし本」からは成功者の「ナマの声」を得られる。

ビジネス書や哲学書もしかり。
「しるし本」を見れば、その人の思考をたどれるのだ。

しるし書店にはネタ帳も出品できる!?

「しるし書店」は販売ページで出品されているものを眺めているだけでも結構面白い。
「えっ!?」というような出品物もチラホラ。

例えばスケッチブック。
スケッチブックというか、中身はネタ帳だ。マジか。ちょっとほしい。

ネタ帳ありならネームもありだな。
冨樫義博さんのネームとかえげつない値段つくよ。

これからどんどん面白いものが出品されてきそうな気がします。

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